3代目の雑記帳

この国の製造業

金属加工を生業とする友人がつぶやくというかぼやき。
関係会社の技術レベルが低いので・・・というお話し。

ついに金属加工でも来たか。企業集積力の衰退

高知県の金属加工には大きく分けて三つの流れがあります。
①林業を下支えした土佐打ち刃物
②捕鯨砲、遠洋漁業用漁具
③農機具(トラクター、コンバイン等)

いずれも一次産業に付随した金属加工業です。しかし、1次産業の衰退は激しく、それでは成り立たなくなり他分野へ。

この辺は紙も共通してまして、林業の副業であり副産物であった製紙業がその基盤を失い、試行錯誤して現在に至るわけです。今やどうしても高知で紙を漉く必要はない。若干の企業集積が支え。

同様にどうしても高知で金属加工をする必要もない。装置産業だから場所と機械と人さえあればどこだっていい。お客さんに近ければそれでいい。

歴史的な企業集積や熟練度、県民性からくる物作りへのこだわりなど高知は技術集団として高い位置にあると思っていたがそれも過去の話らしい。全てが標準化された今、地域的技術的優位は存在しない。

国が物作りを切り捨てたのは労働者派遣法改正で明らか。技術練度より人件費を優先させる大企業の言うままにしたら、その大企業を支えてきた中小零細の技術力まで失ってしまった。

資源の無いこの国が技術を捨てたらどうなるかという簡単なことを政治家も役人も考えつかなかったのか?

結果が今の有様。簡単な機械部品を発注するだけでも右往左往する毎日です。

よさこいfACTORYから始まりポータルサイトまでがんばってみたけど下支えする技術が無いんじゃ本末転倒。無駄なあがきでしたな。

だが、一転視点を変えてみる。
皆が技術レベルを落としていくなら、技術レベルの維持、向上は強力な武器になる。しかも、標準化できないアナログな世界での技術。

あっ!それってうちやん。結果としてハイテクにおいてけぼりにされたけど、それでも「技術力」で評価されてる。ローテクの固まりなんやけど大企業から相談がくる。

これでいいんやね。

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