3代目の雑記帳

心です

昨夜は土佐和紙工芸村で同友会例会がありました。

高知市内からバスで来られる人たちは懇親会にも出られますが私のように会社から車で直行だとお酒を飲むわけにもいかず、懇親会を尻目に帰宅。まあ、それ以前にインフルエンザ流行期には基本、大人数での会食はしないのですが。

さて、昨夜の例会はディスカッション例会でした。通常は企業経営者や研究者の方が報告をして、その報告内容に沿ったグループ討論を行います。

しかし、限られた時間の中で報告、討論を行おうとすると討論時間が短くなります。各グループで自己紹介して意見を聞くだけで精一杯。「討論」には至りません。

同友会には全国行事という物があり、それだと討論時間が3時間近くあります。白熱してくる3時間でも足りません。
それが通常の例会だと45分とか50分とか。
これでは消化不良で中途半端な例会になってしまいます。「同友会の真骨頂は討論に有り」と言っても過言ではないでしょう。

そんなわけで私の所属する西部支部ではフリーディスカッション例会と銘打って報告無しの討論だけの例会を開催することにしました。

昨年7月のフリーディスカッション例会が好評だったので昨夜は第二回目。ただし、完全フリーではなく5つのテーマを決めての討論。

私は完全フリーから真理が導き出されるまでの過程が好きなのでテーマが定められていることには多少不満がありました。
しかし、実際このテーマに沿って討論を展開すると異なるテーマであってもその答えが1点に収斂するという結果になりました。

「社員の自主性を引き出すには?」と「付加価値とは?」というテーマでした。

「社員の自主性」についての結論は経営者側と社員の垣根を取り払うこと。つまりは心と心の交流や繋がりが基本原則である。ということに結論はいたりました。

「付加価値」とは今に時代、物質的なことを指すのではなく顧客の心に訴えかけるなにか。感動を呼び起こし、気持ちが伝わり、サービスの提供者と顧客の心と心が交流することである。

ネットで個と個がつながりやすくなったようでいて実際は直接の繋がりではなく、その間にはデジタルな壁が存在する。社会の繋がりというものが極めて希薄になってきている。

そういった時代にあって社員の自主性においても、付加価値においても「心」という物が極めて重要なキーワードになっているということです。

討論時間が長くなるということも「心」という面から見れば会員同士が心と心を通わせる時間が長くなると言うことを意味するのだと思います。

この殺伐として疲弊した社会にあって今一度「心」という物を考えてみてはいかがでしょうか?

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